低炭素社会の実現

すべての人にCO2ゼロの暮らしを

すべての商品・サービスにおいて省エネに貢献できる事業活動に取り組み、2050年までに事業プロセスと製品・サービスを通じてCO2排出実績ゼロを目指します。

省エネと創エネなどによる
CO2排出量の削減

高気密・高断熱による省エネ性能を基本に、高効率機器の採用による省エネ、パッシブデザインを採用した自然エネルギーの活用、太陽光発電システムなどの再生可能エネルギーによる創エネで温室効果ガスの削減推進を進め、環境負荷低減に取り組みます。

自然の恵みを活かし、少ないエネルギーで快適に生活するライフスタイル

太陽の光や熱、風といった自然の恵みを上手に採り入れることで、エアコンなど機器をなるべく使わず快適に暮らすことを目指したパッシブデザインに取り組んでいます。夏は「深い軒の出」で日差しを遮り、冬は大きなサッシで日差しをたくさん取り込みます。また、住宅内外の空気の温度差を利用し、風が無い時でも空気の流れをつくるなど、通風や採風の工夫を取り入れています。もちろん、太陽光発電システムや冷暖房機器を暮らしから切り離すことはできませんが、光や熱、風をコントロールするパッシブデザインをベースに、さらに快適な暮らしを実現します。

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高効率機器や自然エネルギーの活用

省エネ効果の高い「高効率電気給湯器」、曇りの日や日差しの弱い季節にも多く発電できる「太陽光発電システム」、太陽光で発電した電力を貯めておける「蓄電池」、地中熱を利用することで一般のエアコンより少ないエネルギーで冷暖房が行える「地中熱利用システム」、消費電力や太陽光発電の発電量をインターネット接続したテレビやパソコンなどで確認できる「HEMS(家庭用エネルギー管理システム)」などにより上手に節電することができ、家族みんなで節電意識を高めることもできます。

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住宅はつくるときよりも、使うときの方が多くのCO2を排出します。当社では、2015年以降、当社が提供した住宅でのCO2削減貢献量を把握しつつ事業活動に取り組んでいます。引き続き、積極的に省エネと創エネなどの取り組みを強化し、CO2排出量の削減に貢献していきます。

ライフサイクル全体を考慮した環境配慮製品・サービスの開発

つくる際には、住まい手の健康に配慮し、資材に含まれる有害化学物質使用の有無の確認や産業廃棄物の適正処理などを管理。使う際にはエネルギー使用を少なくすることのできるZEH住宅の提供など、ライフサイクル全体を考慮した事業活動の実践、製品・サービスの開発に取り組んでいます。

省エネルギー対策の一つ「BELS」にも
対応

BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)は、第三者評価機関が省エネルギー性能を評価・認証する制度です。評価機関が行った評価結果に基づき、☆1つから☆5つまでの5段階評価で省エネルギー性能の表示を行います。一次エネルギー消費量が少ないほど良い評価となり、基準値より20%削減すると☆5つが。15%で☆4つ、10%で☆3つの評価となります。

建物を建てる時に、なるべくエネルギーを使わないような高気密高断熱の建物を設計し、自然換気や光が入ってくるような設計、あるいは節水型のトイレなどの設備を設置することなどで評価取得できます。

当社では、ご希望するお客様にはBELSを取得できる建物の提案も準備しています。

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ISOでの廃棄物管理、化学物質管理など

当社では国際標準化機構(ISO)が定めた国際的な環境マネジメント規格(ISO14001)の認証取得を受け、環境活動に取り組んでいます。具体的には、自社環境基準を制定し、製品の新規採用及び仕様変更時においては製品環境チェックを都度実施し、有害化学物質の使用の有無や環境への影響などを考慮して製品を採用しています。また、新規取引先にも当社の環境への取り組み状況を周知し、協力をお願いしています。

現場での廃棄物管理についても、本部にて廃棄物処理法マニュアルを作成し、加盟店へ廃棄物処理についての指導を行うとともに、定期的にサンプリングにて現場チェックを実施しています。

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住まいは、つくってから廃棄するまで30年、40年と長い年月使用します。また、定期的なメンテナンスも重要です。お客様が安心して住み続けられるよう、有害化学物質使用の有無、産業廃棄物の適正処理、認証材の使用など、品質と性能のバランスを考えた住まいとすることで、より良い家を多くのお客様にご提供できるよう取り組んでいます。

省エネ住宅開発と
普及推進

自社の温室効果ガス削減活動を徹底することはもとより、高気密・高断熱による省エネ住宅の開発を進め、お客様の住まいから発生する温室効果ガスについても排出量を削減する取り組みを積極的に進めています。

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)について

当社では、「住宅の一次消費エネルギー消費量が正味(ネット)でゼロとなる住宅(以下、ZEH)の普及拡大を目指し、2016年から販売を強化しています。

「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」とは、住宅の高断熱化及び高効率設備により、できる限り省エネルギーに努めた上で、太陽光発電などの再生可能エネルギーにより、年間の一次エネルギー消費量が『正味ゼロまたはマイナスの住宅』のことをいいます。

引き続き、ZEHの普及に努めるとともに、不要なエネルギーを使わないライフスタイルの啓発を進めることで、地球環境の保全と、お客様の快適で豊かな暮らしの実現に貢献します。

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CO2削減貢献量

当社では、グループであるLIXILが掲げる2050年を見据えたあるべき姿を示す環境ビジョン「CO2ゼロと循環型の暮らし」につながる取り組みとして、当社が販売した住宅がH4年の省エネ基準と比較して、どれだけCO2削減に貢献できたかを2016年度より算出しています。

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将来的には、CO2を出さない、化石燃料を使わないということがこれから先、住宅にもシビアに求められてくると予想されます。2050年までに温室効果ガス排出の実質ゼロを目指すため、さらなる研究開発に取り組み、ライフサイクルトータルでCO2収支をマイナスにするLCCM住宅やスマートタウンの研究開発・普及に向けた活動を進め、未来の地球環境を守るサステナブルな住まいづくりに取り組んでいきます。